近年、多くの職場に「クールビズ」が浸透してきていると感じる、たかみです。
僕はもともと「夏場のネクタイ」は反対派でした。
ビジネスマンにとってのスーツは、いわゆる「作業着」の役割も兼ねているわけですから、TPOに応じて「節度を守った軽装」にすることは必要だと思います。
しかし、本当に必要なのは「心のクールビズ」なのではないでしょうか?
春になると、汗ばむくらいに気温の高い日が出始めます。
ビジネスマンにとっては、夏用のスーツを用意したり上着をどうしようかと悩む時期ですね。
さらに季節が進むと、仕事内容よりも真夏のギラギラした日差しや蒸し暑さとの戦いの方が疲れるという毎日が待っています。
近年、一般の企業にも随分定着してきた感のある「クールビズ」。
スーツを着てネクタイを締めるお仕事をしている人にとっては、非常にありがたい制度ですよね。
最近では、「ノーネクタイ」でもカッコいいシャツの種類も多くなってきているので、「お洒落をしながらクールビズ」ということもできますしね。 (*^_^*)
クールビズでありがたいのは、ノーネクタイにすることで首回りが格段に涼しくなるという点ですよね。
女性にはピンと来ないかもしれませんが、ネクタイをしているとかなり暑いんですよ!
シャツの第一ボタンまでしっかり留めているだけでもかなり暑いのに、襟の裏にはネクタイがぐるりと首に巻かれているんですから・・・暑くないわけがありませんよね。
首元を涼しくするだけで、こんなにも快適になるんですよね!
で・・・今回は「心のクールビズ」も必要なのではないか?というおはなし・・・
会社勤めをしていると、当然ですが「守らなければならないルール」や「上手く付き合っていかなければいけない人間関係」などが発生します。
会社は大きな組織(チーム)ですから、ルールやチームワークが必要なのは当然のことです。
しかし、この「ルール」や「人間関係」などが、ビジネスマンたちにとって「大きなストレス」になっている場合もあるんですよね。
例えば「朝礼」。
毎日、しっかりと伝えなければならない「その日の仕事に必要な連絡事項」がある場合は、朝礼は必要でしょう。
しかし、それが儀礼化してしまい「朝礼をするために、今日の連絡事項を探している」ような場合ってどうなんでしょう?
僕が見てきた取引先にも、そんな「全く意味のない朝礼」をしている会社がいくつもありました。
「特定の部署の業績が悪い!」といって、朝礼で改善点を述べさせていたり・・・
こんなのは、その部署の会議で話し合えばよい事で、わざわざ全社員を集めた朝礼の場で言うのは、他の部署の人間にとっては「無駄な時間」と感じている人が多いのではないでしょうか?
「社長が延々と持論を展開している朝礼」もありました。
あなたの経営論や人生観を話す時間は、研修などの時だけにした方が良くないですか?
社員たちは「早く終わらないかなぁー」って思っていませんか?
社員たちが「この時間は無駄だな!」と感じている時点で、それは会社にとってマイナスだと思います。
朝礼だけでなく、「服装」や「書類関係」などもそうでしょう。
「ネクタイをしなければならない理由」や「この書類を作成しなければならない理由」がちゃんとある場合は、「会社のルール」として実施すれば良いでしょう。
「ずっとこうやってきているから」というような惰性だけで古いしきたりやルールーを社員に課している会社は、「それだけ分の損をしている」ということを理解すべきだと思いますよ。
毎日長々と意味のない朝礼をしているから、社員たちの意識の中の朝礼の重要度が下がってしまうんです。
だから、いざという時に社員たちのモチベーションが上がらない(上げられない)という事態に陥ってしまうんですよ。
クールビズは、ネクタイだけでなく「会社の無駄」を見直してみることは重要ですよね。
節度を守りながら、脱皮をするように無駄な部分を脱ぎ捨てて進化していく感性が必要ですよね。