普段からストレスを感じていて、胃潰瘍や胃がんのリスクにされされている人に朗報です。
胃ガンと密接な関係にあるとされている「ピロリ菌」は、胃がんの発症を促す悪者という印象が強いと思います。
しかし、このピロリ菌が作り出すたんぱく質が「SHP1」という酵素と結びつくと「胃癌の発症を抑制する」ことが分かったと発表されました。
ストレスを感じている人にとっては、今後も期待したい研究ですね。
「胃がん」の発症を抑制する仕組みが解明されるかもしれない?
未来につながる大きな発見でです!
今回、「東京大大学院、畠山昌則教授」らによるチームが、「ピロリ菌」による胃ガンの発症を抑える酵素が新たに見つかったと、英科学誌ネイチャー・マイクロバイオロジー(電子版)に発表したそうです。
「ピロリ菌」といえば、胃がんを引き起こす要因ともされる細菌で、この菌の保菌者は胃ガンの発症リスクが高まるとして、近年注目されている細菌ですよね。
日本では、ピロリ菌の感染率は年齢が高いほど高く、50代以上では70%以上が感染しているという報告がされています。
それに対して、若い世代での感染率は非常に低く、「ひと昔前」と「現代」の衛生状態の差が、年代別の感染率に関係しているということでしょう。
現代は、上下水道の整備や生活環境の改善によって、非常に衛生的な環境が整っています。
学校や家庭でも「除菌」や「殺菌」という意識が高くなっていますし、除菌グッズなどの製品も多く市販されていますしね。
現在50歳以上の人たちが子供だった頃に比べると、信じられないくらい衛星的な環境で生きているということです。
それが逆に「抵抗力を弱くしている」という指摘もあるようですから、どちらが良いのかは一概には言えないかもしれませんけど・・・
日本における「胃がん患者の多くがピロリ菌感染者」だという報告があります。
ピロリ菌を保菌していると、ピロリ菌が作り出すたんぱく質が胃の細胞内にある「SHP2酵素」と結び付き胃がんの発症を促すとされています。
しかし今回、ピロリ菌が作り出すたんぱく質が「SHP1酵素」と結びつくことにより、胃がんの発症が抑制されることが分かったんです。
この「SHP1酵素」を増強する方法が発見されれば、胃ガンを予防することも可能になるのではないかと期待されているようですよ。 (*^_^*)
しかし、本当の意味での予防は「胃がんになる要因をなくす」ことですからね。
●食生活を改善する
●ストレスを溜めない
●十分な睡眠をとる
●適度な運動をする
●脂っこいものや刺激の強い食べ物を控える
●アルコールの飲みすぎに注意する
などなど、自分が気を付けることで胃がんの発症リスクを低減することはできるはずですからね。
身体に良い事を心掛けていきたいものです・・・ (*^_^*)