広く一般に使用されている鎮痛剤「LOXONIN(ロキソニン)」に「重大な副作用」が起こる可能性があるとして、厚生労働省は販売会社に対して「使用上の注意」を加えるように指示を出したというニュースが話題になっていますね。
副作用についていは、市販されている「一般用」ではなく「医療用」のロキソニンで、「小腸・大腸の狭窄・閉塞」などの症状が認められたためだそうです。
大丈夫なのか調べてみました。
肩こりや頭痛、生理痛などに悩まされている人で、鎮痛薬として「LOXONIN(ロキソニン)」を使っている人は多いと思います。
僕もたまにお世話になっています。
そのロキソニンに「重大な副作用」が出る恐れがあるとして、厚生労働省が販売会社に対して「使用上の注意」を加えるように指示を出したというニュースを見て驚いた人は多かったのではないでしょうか。
僕も、すぐに妻にメールをしましたよ。
「えっ!まじ!?」って返ってきました。
そりゃあビックリしますよね・・・ (^_^;)
でも、調べてみると、今後はロキソニンを服用してはいけないというような重大な事ではなかったようですね。
ロキソニンは「医療用」と「一般用」とがあります。
今回、対象となったのは「医療用」の方で、ここ3年間で6例の副作用の報告があったようです。
医療用でロキソニンを服用した患者から、「小腸や大腸が潰瘍して狭窄・閉塞が表れた」という症状だそうです。
これに対して、ロキソニンを販売している「第一三共ヘルスケア」は、次のようにコメントを出しているようです。
医療用のとは、そもそも使い方が違います。
医療用では、慢性リウマチなどの治療で長期に渡って使うケースになりますが、一般用のは、頭痛や生理痛などになったら1錠飲むという使い方になるからです」
ということです。
そもそも「医療用」と「一般用」では使い方自体が違うので、副作用が発生する可能性が全く違うんだよ!ってことですね。
そしてもうひとつのポイントが「重大な副作用」というこの言葉ですね。
この部分だけを聞くと「ロキソニンを飲むと、とんでもない副作用が出ちゃうんだぞ!」と言っているように聞こえちゃいますからね。
さらに「厚生労働省が注意喚起の指示を出した」というのも、重大さに拍車をかけるようなイメージが強くなる原因だと思います。
今回のニュースは、言葉の持つイメージによって、より大きく悪いイメージが伝わってしまったのではないでしょうか。
しかし、一般用のロキソニンも長期にわたって服用し続けると「小腸・大腸の狭窄・閉塞」などの症状が出る可能性があるとの事ですので、服用には十分な注意が必要であることは頭に置いておくべきでしょうね。
一般用のロキソニンでも「胃の調子が悪くなる」などの副作用は出る可能性があるようですからね。
僕のように、「胃痛」や「胃潰瘍」「胃炎」などの症状を持っている人は気を付けましょうね。